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罪悪感のすゝめ

「罪悪感を手放しましょう」

 

「罪悪感は不要です」

 

こんな言葉が巷に溢れています。

 

この言葉の表面的なところだけを

受け止めたとしても

現実は変わるどころか

逃避でしかないことに

氣づくのと氣づかないのとでは

大きな違いがあり

あなたの人生を左右する

大切なプロセスのひとつであるといえるでしょう。

 

 

 

ここでいう罪悪感とは

自分の決断によって

相手を傷つけてしまうかもしれない、

申し訳ないと思う気持ちです。

 

 

 

 

子供を預けて出かけることに罪悪感がある。

 

 

 

友人からの誘いを断ることは罪悪感がある。

 

 

 

誰かに頼むことに罪悪感がある。

 

 

 

親を頼ることや

親から離れることに罪悪感がある。

 

 

 

離婚することに罪悪感がある。

 

 

 

 

 

【 罪悪感 】

 

 

 

 

日常の様々なシチュエーションの中で

自分の下した決断によって

誰かを傷つけてしまうかもしれないという

恐れがあることは氣づいているでしょう。

それと同時に

自分の気持ちを優先すること、

自分の気持ちを表現することに対する恐れがある

ということに

氣づいていく必要があります。

 

 

 

≪あぁ、そういえばいつも罪悪感に苛まれている…≫

 

そんな場合は

どんな場面で罪悪感を味わっているのか

具体的に

紙に書いたり、テキストとして入力したりしてみてください。

 

いくつも出てくるでしょう。

 

そして

その感情は

どの引き出しを開けたことによって出てきたものか

その引き出しの奥には

何が隠れているのかを

探してみてください。

 

あなたが表現することに躊躇する理由が

必ずそこにあるはずです。

 

 

 

それは

幼いころのことかもしれないし

思春期の頃かもしれないし

社会に出てからかもしれません。

 

 

 

 

 

向かうべき相手はあなた自身。

あなたがあなたとして生きていいという大前提を

手に入れるべきなんです。

 

 

 

 

私たちは

あまりにも長いあいだ

何かができるから素晴らしいとか

何かをできないと評価されないという

時間の中で過ごすことを余儀なくされてきたため

根深いところで

その思想がはびこっています。

 

 

そんな上っ面の既にある出来栄えでなく

ハートの奥深くで

あなたにしかできない創造のエネルギーが

あふれ出しているはずです。

 

その生まれたがっているエネルギーが

美しく羽ばたいていけるように

いちどは

罪悪感について

深く潜っていく必要があるのかもしれません。

 

 

 

罪悪感って

毛嫌いするものではなく

あなたが

これまでたくさん自分を犠牲にしてきた

あなたが愛情深いしるし。

本当によく頑張ってきましたね。

 

 

 

 

相手はどんな存在であろうとも

あなたと対等です。

 

たとえあなたの決断によって

あなたに対するジャッジが変わったとしても

それは相手側の問題。

 

あなたはあなたを大切にするべきだし

あなたの価値にはなんら影響はないんですね。

 

 

 

 

ずっと同じ場所で苦しみ続けたり、

つらい仕事を辞めても

また似たような環境に縁があったり、

パートナーと別れても

なぜか大切にしてくれない人に出会ったり。

 

 

そんな場合も

いちど

罪悪感について

深く探りを入れてみると

スタート地点が見えてくるかもしれません。

 

 

 

あなたがあなたでいられますように。

 

 

 

 

 

 

今日もご訪問してくださって

ありがとうございます。

 

 

 

感謝と祝福と光を込めて。