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置き去りにされたハート

マインドにフォーカスした

様々なセラピーがあるようです。

 

 

感情をコントロールしたり

短い時間でブロックをはずしたりという

キャッチフレーズは

生きづらさのど真ん中にいる場合は

魅力的で

自分の感覚も鈍麻しているため

何を選んでいいか

判断に迷う時も多いでしょう。

 

 

溢れる情報は

私たちの直感をさらに鈍らせるため

 

 

たやすく

 

お手軽に

 

 楽に

 

実現できそうな言葉の数々に引き寄せられ

心を掴まれてしまうこともあるかもしれません。

 

 

 

素晴らしいセラピーも沢山あります。

ただ

クライアントの状態によっては

“やり過ごす”ことができないほど根深かったり

思考のみへの対応では

バランスを崩し、 

かえって危険な場合も少なくないと感じています。

 

 

思考は

潜在意識と直結しているため

このようなセラピーのからくりも

理解できなくもないですが

ハートのフォローを置き去りにしているため

真の癒しにはつながらないのではと 

危惧しています。

 

 

「ときめく」のも

「踊る」のも 

「苦しい」のも

「張り裂ける」のも

「刺さる」のも

「温まる」のも

すべて≪胸=ハート≫です。

 

 

様々な感情エネルギーが

身体への現象として胸にあらわれています。

 

 

 

感情は

コントロールするものではなく

受け入れ 解放してこそ

その役割を果たします。

 

 

 

深い傷を負っているクライアントに

セラピーを提案する場合は

何が必要かを

見極める技量も必要になってくると

感じています。

 

 

 

完璧なヒーリングやセラピーは

存在しません。

言い換えるならば

すべてのヒーリングやセラピーが

完璧であるといえるでしょう。

 

 

 

その畏れのなかで

クライアントを依存させることなく

自立への道筋のサポートを成し遂げようと

努力することは

私たちセラピストの土台になければならず

また

課題であるといえるでしょう。

 

 

 

あくまでも

与える側=与えられる側という図式ではなく

共同作業によって

クライアント自身の内側からあふれる

本来のエネルギーが発動し始めてこそ

ヒーリングやセラピーは

成り立つと 

いえるのではないでしょうか。

 

 

 

 

今日もご訪問してくださってありがとうございます。

 

 

 

感謝と祝福と光を込めて。