感情を管理する、ということの限界。

 

私たちには「喜怒哀楽」と呼ばれているように

様々な感情があります。

 

一見、ネガティブと思われている

「怒り」や「悲しみ」などの感情は

実はとても大切なものです。

 

過去に傷ついたことのある私たちは

無意識のうちにそれを心の奥に仕舞い込み

そっと封印し

怒ることはいけないこと、

涙を流すのはいけないこと、

いつでも笑顔でいなくちゃ!と

自分を叱咤激励しながら

歩いてこられた方も多いかもしれません。

 

 

4人に1人、の割合で

パートナーからの暴力を受けたという数字が公開されるということは

おそらく

水面下ではもっと多くの人が

パートナーやそれ以外の関係性の中でも

傷ついているであろうことは

察することができます。

 

加えて

現代は

食べ物や空気が汚染され

それが人間にどのように影響するか

計り知れませんが

怒り易い環境であることは否定できないようです。

 

 

これに伴い

感情を管理する様々な手法もあるようです。

 

 

意識の表層にある

癖になっている感情は

訓練すれば

管理、コントロールすることは

可能かもしれません。

 

けれど

深層にある深い恐れや悲しみが

表面化して怒りとなった場合は

抑制が効かず

あなたを苦しめているのではないでしょうか。

 

いけないとわかっているけれど

子供を虐待してしまう、

パートナーを虐待してしまう、というのは

閉鎖された環境の中でのみ

行える行為です。

 

これは理解にくいことかもしれませんが

暴力を受ける側も

暴力をふるう側も

傷ついていることには変わりはありません。

 

 

大切なのは

感情を管理することではなく

まず

固くなったあなたの心をほぐすこと。

張りつめた糸をゆるめること。

絡んだ糸をほぐしていくこと。

その方が

管理することよりもたやすく、

大きなよろこびが待っているような氣がしています。

 

 

 

今日もご訪問してくださってありがとうございます。

 

 

感謝と祝福と光を込めて。